M4よりも捕まりやすくなって扱いやすくなっているというM6ドライバー。M4と比較してどのように進化しているのか、重心データを見て検討してみたいと思います。
まず、重心が非常に低く、そして非常に深くなっています。
スイートスポットの高さ:33.4mm(低い)
重心深度:42.1mm(非常に深い)
これはM4よりもカーボンを使っている割合が増えました。クラウン部分はフェースよりもシルバー部分の面積が狭くなってカーボンのエリアがかなり大きくなりました。
ソール部分にもカーボンを採用されました。これによって生み出された余剰重量をソールの後方に再分配したことで、大きく重心を低く、後ろへ持ってくることが可能になりました。
実際に打ってみると、ちょうどよいつかまり具合と言いますか、元々球を捕まえることが出来るプレーヤーがストレスなくきれいなストレートからドローボールを打ちやすいヘッドとなっています。
重心距離がある程度長くて、ネック軸回り慣性モーメントが非常に大きくなっていることから、この絶妙なバランスを作っているのだと考えられます。
重心距離:40.8mm(長い)
ネック軸回りMI:8154㎠(非常に大きい)
より捕まりがよりヘッドであれば、M6のD-TYPEというのも日本未発売モデルですが、選択肢はあります。