ミズノMP20 アイアン の特徴は?打感や飛距離性能など


ミズノUSAから新しいMPシリーズアイアンが発表されました。
その名は、MP-20アイアン

ケプカ選手がミズノアイアンで快進撃を続けていることもあり、世界的に注目を集めているミズノアイアン。
最新モデルMP20アイアンがどのようなものか調査しました。

MP20アイアンの特徴

「銅下メッキ」と世界特許の「グレインフローフォージドHD製法」によって、伝統の打感と打音が更に進化しています。
すでに世界から認められているMPの進化は止まりません。

銅下メッキを採用した極上の打感

ミズノのMPアイアンの特徴として必ず挙げられるのが、唯一無二の打感の良さ。
その打感を更に良くするべくMIZUNO PROでも採用されている技術「銅下メッキ」をMP20にも採用しました。

実は、以前働いていた会社にメッキ部門もあった関係で、メッキに関してはちょっとうるさいです^^;

金メッキなどの下地として使われたりする銅メッキですが、一番外側のメッキとしては適していません。
ですが、下地に施すことで通常のクロムメッキ処理よりも、打感が柔らかくなります。

実は、これまでも他のメーカーでこの処理が行われていたアイアンが登場したこともありました。
ですが、残念ながらそれほど良い結果が出ませんでした。
私もテストさせてもらったのですが、正直良くなかったというか、何が良いのかわかりませんでした。

ですが、ミズノは、研究・改善を重ねて、銅下メッキを施した見事なアイアンを完成させました。

今年のバルスパーチャンピオンシップの会場で、契約選手たちにブラインドテストが行われました。
その結果、毎回毎回銅下メッキを施したアイアンの方が打感が良いという結果となったのです。

ミズノ特有の柔らかく吸い付くような打感。
これは単に心地が良いというだけではなく、コントロール性能にも大きく影響を及ぼします。

人間の感覚というのは、元々ある情報に寄って左右されることが往々にしてありますが、そういった情報を排除して行われたテストで、ほぼすべての選手が銅下メッキを選ぶというのは、相当な打感の違いがあるということですね。

グレインフローフォージドHD製法

ミズノアイアンの大きな特徴の一つである打音の美しさ。
打音が打感に大きく影響を及ぼしているのですが、ミズノと特有の打音は世界特許の技術がもたらしてくれているものです。


ミズノの唯一無二の打感・打音は、その鍛造技術の高さによるもの。
海外メーカーが真似をすることができない職人技術が生きています。

打音というのは、本当にゴルフにおいては重要です。
たまに練習場で、隣の打席の方と同時にインパクトして、自分の打球音と隣の方の打球音が重なるときがありますよね。
そうすると、どこに球が飛んだのかわからなくなることがあります。
そして、とっても気持ち悪い感覚が残ります。
それくらい耳から入ってくる情報というのはゴルフに影響が出てきます。

各社、この打球音を必死に研究していますが、ミズノのそれは一つ頭が抜けている印象です。

MP20アイアンのラインナップ

MP20アイアンは3つのモデルがラインナップされています。
マッスルバックのMP20アイアン、ハーフキャビティのMP20 MMC アイアン、中空構造のMP20 HMB アイアン

マッスルバックのMP20MBアイアン


ミズノのアイアンを使用しているキースミッチェルやポール・ケーシーといった世界的な選手からの意見を元に完成したマッスルバックアイアン。

S25Cの軟鉄を使用し、銅下メッキとの組み合わせで、極上の打感を味合わせてくれます。

ミズノのマッスルバックらしく、トップラインが非常に薄く、オフセットが少なくほぼストレートネックの形状となっています。見るからに操作性が良く、プロや上級者から好まれそうな顔をしています。

ただ、最近のマッスルバックアイアンの特徴ですが、決して難しいだけのアイアンではありません。
重心位置が番手ごとに設計されており、3番から5番のロングアイアンは重心を低くして、球が上がりやすくなっています。
6番から8番のミドルアイアンはやや重心位置を高めに設定。球の上がりやすさとともに、スピン性能と言った部分も重視されています。
そして、9番とPWに関しては逆テーパーに近い高重心の設計となっており、スピン性能を重視しコントロールしやすい形状になっています。

すべての番手において、プロや上級者が求める飛距離、球の高さ、スピンコントロールを実現して、更には最高のフィーリングを兼ね備えたアイアンに仕上がっています。

MP20MBアイアンの詳細はこちら

MP20HMBアイアン


HMBはホットメタルブレードのことで、見た目はマッスルバックのように見えますが、中空構造のヘッドになっています。
最近流行りのこの手のモデルですが、見た目の格好良さと使いやすさから非常に人気となっていますね。

トップラインは薄く、見た目は非常にシャープな形状となっています。

2番〜7番にはヘッド内部のヒール側とトウ側に12gのタングステンウェイトを配置。低重心化を図り球が上がりやすくしているとともに、慣性モーメントを高めてストレート性能を高めています。

8番〜PWも中空構造になっていますが、タングステンは入っておらず、スピン性能を重視しています。

MP20HMBアイアンも、サテン仕上げのクロムメッキの下に銅下メッキが施されており、中空アイアンにも関わらず非常に良い打感を提供してくれています。

MP20HMBアイアンの詳細はこちら

MP20MMCアイアン


「MMC」って何??となりますが、マルチマテリアルキャビティの略だそうです。
軟鉄ヘッドにチタンとタングステンウェイトを組み合わせたハーフキャビティモデル。

素材には非常に柔らかい打感を生み出す軟鉄のS25Cが使われていますが、ヘッド外周部にウェイトを配することで、慣性モーメントを高めてミスヒットに強いヘッドを作り出しています。
4番〜7番にはヘッド中央部分に比重の軽いチタンを12g、トウ側に12gのタングステンを内蔵。
インパクトで芯に当たりやすいウエイトコントロールで、アイアンがミスヒットを減らしてくれる設計となっています。

MP20MMCアイアンの詳細はこちら

ケプカ クラブセッティング 2017 全米オープン

ブルックス・ケプカ選手のクラブセッティングをご紹介します。

ナイキがクラブ事業から撤退してから
まだ色々とクラブを変えています。

ドライバー:テーラーメイドM2(2016年モデル)



ロフト 9.5度
シャフト ディアマナD+70(TX)

3W:テーラーメイドM2ツアー(2017年モデル)

3I:ナイキ VAPOR FLY PRO

アイアン(4I~PW):ミズノJPX900 ツアーアイアン


ウエッジ(48度52度):ボーケイSM5

ウエッジ(60度):ボーケイSM4TVD

パター:スコッティキャメロン Newport 2 SLT T10

ボール:タイトリストPRO V1X

ケプカ 使用アイアン 2017 全米オープン

ブルックスケプカ選手が2017年全米オープンを制しましたが、
日本ではケプカ選手が使用しているアイアンに注目が集まっています。

というのも、ケプカ選手が使用しているアイアンは、
ミズノのクラブだったからです。

ケプカ選手が使用しているアイアンは、
日本未発売モデルのこちら↓↓


ミズノJPX900 ツアーアイアン

2016年まではナイキと契約していたのですが、
ナイキがクラブ事業から撤退。
しばらくはそのままナイキを使用していましたが、
自らミズノにコンタクトを取って使用することになりました。