初速が速くて飛ぶドライバー

ドライバーの飛距離が決まる要素として、ボール初速というのは大きなポイントになります。
近年のドライバーは、ギリギリまで反発性能を高めてボール初速を上げることに着目したモデルが多くなっています。

では、本当にボール初速が速いドライバーはどれでしょうか。ドライバーの難易度別にご紹介したいと思います。

プロも使用するツアーモデルで初速が速いドライバー

プロも使用するヘッドスピードが速いプレーヤー向けのドライバーで、ボール初速が圧倒的に速かったのが、PING G410LSTドライバーキャロウェイ EPIC FLASH SubZero トリプルダイヤモンドの2本。

第一位:PING G410LST ドライバー


9度のヘッドでヘッドスピード46m/sでボール初速70m/sトータル飛距離280ヤード
やはり今、最も旬なドライバーと言えるPINGのGシリーズ。日本では女子プロの活躍が目立ちますが、世界のツアーでは男子もガンガンこのドライバーで飛ばしています。圧倒的に初速が速くて飛びます。私のヘッドスピードは46m/sくらいが限界ですが、そのスピードで初速70m/s付近まで行くのはこのドライバーが初めてです。打っている時から、自分がイメージしているよりもかなり先にボールが飛んで行っている印象があります。ヘッドスピードがある程度出すことが出来て、ボールを捕まえる技術を持っている方には、絶対に使っていただきたいドライバーです。

キャロウェイ EPIC FLASH SubZeroトリプルダイヤモンド

石川遼選手使用モデル
10.5度のヘッドで、ヘッドスピード46m/sで69m/sの初速が出ていました。飛距離にして270ヤード。これくらいのヘッドスピードで270ヤードの飛距離というのは、数年前のモデルでは考えられないです。本当に飛ぶヘッドです。ただ、手に入りません・・・。

タイトリストTS4

プロからの要望で作られた妥協なしのドライバー
TS4も凄いです。タイトリストの「4」という数字が付くモデルは、プロからの要望を受けて作られるヘッド。妥協なしにプロレベルのスピードと技術を持つプレーヤーが最も飛ばすことが出来るヘッドとなっています。ヘッドスピード45m/sで初速67m/sでトータル飛距離270ヤード出ていました。

タイトリストTS4ドライバーの詳細はこちら

アベレージゴルファー向けのモデルで初速が速いドライバー

タイトリストTS1ドライバー


9度のヘッドで、ヘッドスピード45m/sで初速67m/sが出ていました。
飛ばないと言われていたタイトリストが本気で飛距離を出してきたTSシリーズ。TS2などもやさしくて飛距離が出ますが、最もやさしく飛ばすことが出来るTS1でも非常に高い飛距離性能を持っています。

ヤマハRMX220ドライバー


9.5度のヘッドで、ヘッドスピード45m/sで初速66m/sが出ていました。これまでのヤマハのイメージをぶっ壊してでも、とにかく世界のドライバーに対抗できる飛ぶドライバーを作ろうということで登場したRMX120と220ドライバー。この220ドライバーは、非常に大きな慣性モーメントでやさしくぶっ飛ばすドライバーになりました。前作のRMX218ドライバーとは全くの別物です。

JGRドライバー


ヘッドスピード43m/sでボール初速65m/s。トータル飛距離が255ヤード。

高反発ドライバー

番外編ですが、ルール非適合の高反発ドライバーならどれくらいの初速が出るでしょうか。

PRGR SUPER egg ドライバー


ヘッドスピード39m/sでボール初速60m/s。トータル飛距離が235ヤード。
ヘッドスピード45m/sでボール初速68m/s。トータル飛距離が260ヤード。
やっぱり初速速いですし、飛びますね。

タイトリスト TS4 ドライバー 発売日

タイトリストTS4ドライバーがアメリカツアーで使われ始めましたが、早速TS4ドライバー使用選手が優勝しました。

アメリカ男子ツアーで「ウェルズ・ファーゴ選手権」で、マックス・ホーマ選手がツアー初優勝。その前の週まで使っていたTS3から小ぶりで低スピンタイプのTS4ドライバーで平均飛距離を伸ばしての優勝でした。

アメリカでの発売日は、6月下旬とされています。日本では何もアナウンスされていませんが、これまでの「4」と同様に発売されない可能性が高いですね。もちろんフェアウェイゴルフUSAさんでは、完全日本語対応で普通に通販で購入できますので、アメリカの発売日までお待ちいただければ購入できます。

タイトリスト TS4ドライバー!!

タイトリストのTS4ドライバーがR&Aの適合クラブリストに入りました。

以前も、例えば915シリーズには、D2・D3の他にD4がラインナップされました。重心が浅くなっているモデルで基本的にプロ向けのモデルでしたが、US限定で販売もされていました。917ではD4はありませんでしたので、ちょっと忘れかけていましたがTSシリーズには「4」が登場しました。

写真を見ると、やはりフェース寄りにウエイトが設置されていることから、TS2やTS3と比較して重心が前に来ているのでしょう。重心が前に来ると、打ち出し角が低くなり、スピン量が減ります。また、ミスヒットには少し弱くなってしまいますがヘッドのパワーがよりダイレクトにボールに伝わりやすくなります。左へ行くにくくもなりますので、叩いても左へのミスが出にくいドライバーと言えるでしょう。

適合クラブリスト入りしたということは、誰かプロが試合で使うことが予想されます。マスターズも近いですが、いったい誰がこのモデルを使うのでしょうか。
そして、一般への販売はあるのでしょうか??