キャロウェイの2020年モデルドライバー「MAVRIK(マーベリック)」が正式に発表されました。
すでにプロツアーの現場では、使用が開始されていましたので、各方面からその性能などの話は聞こえてきていましたが、今日1月15日に正式に発表されました。
2019年モデルのEPIC FLASHに搭載されたAIフェースが更に進化。「MAVRIK」の語源は、「型破りな」という意味を持つ単語、MAVERICKが元となっています。
EPICの後継モデルというよりも、ROGUEの後継モデルという感じです。
・MAVRIK ドライバー
空気抵抗を考えられたヘッド形状。MAVRICのテクノロジーが全て詰まったレギュラーモデルです。
・MAVRIK SubZero ドライバー
プロや上級者、ヘッドスピードが速い方向けのドライバーで、スピン量が少なく、つかまりが抑えられたモデルです。
・MAVRIK MAX ドライバー(日本での発売は4月予定)
やさしくて人気だったROGUE STAR ドライバーの後継モデルと言えるでしょう。
MAVRIK(マーベリック)の特徴
FLASHフェースSS20
今回のAIが作り出すFLASHフェースは、3つのモデルそれぞれ違います。モデル別のデザインとなっています。
・MAVRIK ドライバーのターゲットである、あらゆるレベルのゴルファーが、もっとも安定して高いボールスピードを生み出しやすいように設計されています。
・上級者向けのSubZeroは、従来以上に遠くへと低スピンで突き抜ける弾道を、安定して放つことができるようになっています。
・MAXは、スライサーやアクティブシニアが最も安定して高いボールスピードを生み出しやすいように設計されています。
高強度なFS2Sチタンを採用
FLASHフェースSS20は、AI設計というだけでなく、素材も進化しています。従来よりも強く、軽量なFS2Sというチタンを採用。インパクト時の強大なエネルギーを受けても、強度が長く持続するだけでなく、エネルギーのロスも減少させ、効率よく高いボールスピードへと繋げることができるようになりました。
空気抵抗を削減
レギュラーモデルのMAVRICドライバーは、ライバルであるテーラーメイドの2020年NEWモデルのSIMと同じく、ヘッドの空気抵抗を減らす工夫がされています。しかも空気抵抗を減らす為のヘッド形状も同じ。ヘッド後方のクラウンとソールが合わさる部分が高くなりました。
テーラーメイドの場合は、このヘッド形状にすると空気抵抗は減るが重心が高くなるので、スピン量が増えてしまって飛距離をロスしてしまう。だから重心を低くするためにヘッド後方の最下部にウエイトが設置されています。
実際に打ってみると、キャロウェイとテーラーメイドでスピン量などどのような違いが出てくるのでしょうか?このページに少し下に試打をした感想を載せていますので、そちらを参考にしてください。
JAILBREAK テクノロジー
EPICやROGUEにも搭載されていたJAILBREAKテクノロジーも採用。ボール初速の向上に役立ちます。
打球音や打感が秀逸
後に試打評価のところでもお伝えしていますが、打感・打球音が非常に良いですね。2019年モデルのEPIC FLASHは弾きが良くてボール初速が速かったのですが、そういった面はそのままで打感が非常に柔らかく感じます。インパクトでしっかりとボールをコントロールできる感覚があります。
MAVRIK(マーベリック)発売日
発売日は、レギュラーモデルとSubZeroは、2月7日となっています。MAXについては、日本では4月の予定です。ですが、アメリカでは他のモデルと同じ日になっているようです。すでに日本人御用達のカリフォルニアのフェアウェイゴルフUSAでは、販売が開始されています。
⇒【フェアウェイゴルフUSA】キャロウェイMAVRIKの詳細はこちら
ゴルフダイジェストオンラインでは、レギュラーモデルの発売日前日である2月6日まで10%OFFで購入できます。
【ゴルフダイジェストオンライン】MAVRIK シリーズの詳細はこちら
MAVRIK(マーベリック)試打評価
MAVRIKドライバーを試打させていただきました。
MAVRIK ドライバー 試打評価
レギュラーモデルのMAVRIKドライバー。上で書いたように、お尻部分が高くなっているので、重心は少し高くなっているでしょう。テーラーメイドのSIMドライバーは、ウエイトを設置することで重心を低くしてスピン量を減らすことに成功して実際に低スピンで打てるのですが、MAVRIKドライバーはいかがでしょうか。
打ってみると、やはりスピンは適度に入りますね。スピン量が多過ぎるというわけではありませんが、10.5度+標準シャフト(S)でヘッドスピード45m/sくらいで打つと、私の場合は2700回転~3000回転。打ち方によって、ある程度スピン量が変わります。ロフトを9.5度にするかシャフトを変える方が飛ぶかもしれません。
ただ、決して使いにくいわけではなく、非常にコントロールしやすくて打ちやすいです。打ち方によってスピン量も変わりますので、打っていて楽しいです。
MAVRIK MAX ドライバー 試打評価
ROGUE STAR ドライバーの後継モデルと言えるのが、このMAVRIK MAX ドライバーでしょう。ヘッドサイズは、レギュラーモデルのMAVRIKドライバーと同じく460CCなのですが、ヘッド形状が違います。ヘッドが後ろ側に長くなっており、重心深度が深く低くなっています。また、ウエイトがヒール寄りに設置されており、つかまりも良くなっています。最もやさしいモデルです。
対象となるゴルファーは、スライサーの方やまだまだ飛ばしたいシニアプレーヤーです。
実際に試打をしてみたのですが、ヘッドスピードが40m/sくらいと抑えめにして打ってみました。球は非常につかまります。とにかくつかまりがいいです。スライサーの方でも自然と球はつかまってくれるだろうなという印象ですね。しかも球が上がりやすいのでハイドローが打ちやすい。正直、ゴルフが上手になったかなというくらいきれいなドローが打ちやすいドライバーです。
日本での発売日は4月になりますので、早く手に入れたい方はアメリカから通販で購入されると良いかと思います。日本人御用達のカリフォルニアのフェアウェイゴルフでは、すでに販売開始されています。今ですと、20%OFFで送料も無料です。
⇒【フェアウェイゴルフUSA】キャロウェイMAVRIK MAX ドライバー
MAVRIK SubZero ドライバー 試打評価
ヘッドサイズは450CCと一回り小さくなっています。ヘッドスピードが速い方や上級者が使いやすいやや小ぶりのヘッドと、ライ角もレギュラーモデルやMAXと比べるとフラットになっており、つかまりを抑えた仕様になっています。ウエイトは14gと2g。入れ替えることで重心深度を変えることができ、スピン量やつかまり具合、球の上がり具合を変えることが出来ます。
実際に打ってみると、非常にスピン量が少ない。ヘッドスピードが速い方や、スピン量が多くて飛距離ロスしているプレーヤーの方は、強力な武器になりそうです。ヘッドスピード45m/s以下だと飛ばないかもしれません。
EPIC FLASH SubZero ドライバーと比較すると、打感や打音の違いからか球をコントロールしやすいような印象です。
事前情報(2019年12月)
2019年12月に入り、USGAの適合クラブリストに掲載されたキャロウェイの新しいモデル「MAVRIK」↓↓
SubZeroもあります↓↓
残念ながら白黒写真なのですが、どうやらオレンジ色が絡んでいるようです。EPICはグリーン。ROGUEはブルー。MAVRICはオレンジになっているようです。
詳細は、2020年1月15日に発表されるようです。
今回もAIフェースがポイントとなっているようです。
フェースのどこで打っても、ちゃんと飛んでくれるというようなコンセプトなのでしょうか?オフセンターヒットでも、しっかり飛んで曲がりにくい。ドライバーがドンドンオートマチック化されていきます。
プレジデンツカップでMAVRIKが登場
米国選抜と欧州を除く世界選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」で、MAVRIKのSubZeroドライバーが登場しました。使用したのはザンダー・シャウフェレ。やはりオレンジ色が入ったデザインでした。
MAVRIKドライバー 発売日は?
MAVRIkの発売日は、まだ発表されてません。例年1月に詳細が発表されます。
テーラーメイド2020年新モデルは「SIM」
キャロウェイのライバルであるテーラーメイドも2020年モデルを発表。名前はSIMとなりました。
空気抵抗とスピン性能・寛容性を両立させることが出来たヘッドの形状が特徴的。キャロウェイのMAVRIKにとっては強力なライバルになることは間違いなさそうです。
ヘッドスピード45m/sでバックスピン3,000rpmというのは、スピンが多いですね。
あと、ヘッドスピード45の方が調節して40で振れば、つかまった球が打てるのは当然です。普通に振って40の人とは全然違うスイングになるので、参考にはならないですね。
コメントありがとうございます。MAVRICドライバーは、少しスピン量が多いかもしれませんね。もちろんシャフトやロフト次第ということもあるかと思います。
試打評価に関しては、あくまでも私見というところでご勘弁を。皆さんそれぞれヘッドスピードも違えば、打ち方も違いますので。