飛ぶドライバーランキング 2019

2019年モデルのドライバーが続々と登場していますが、非常に素晴らしいドライバーが出てきています。

実は2018年モデルも良いドライバーが豊作の年だと言われていました。それを2019年モデルは確実に上回っているというのが、ゴルフ評論家たちの共通した意見です。多くのメーカーがほぼルールギリギリの反発係数を出すことが出来るようになっていますが、より素晴らしいものを作ろうとあの手この手で工夫していいものが出来上がっています。

その中で飛ぶドライバーランキングをご紹介したいと思います。まずは、一発の飛びだけでなく、芯を外した時の飛距離性能や曲がり方、球の上がりやすさややさしさなど総合的に評価してランキングにしました。

飛ぶドライバー総合ランキング2019

第一位:PING G410 PLUS ドライバー

<曲がらない!飛ぶ!コースで最高の味方になるドライバー>
長い重心距離、深い重心深度、大きな慣性モーメントで飛んで曲がらないドライバーが、更に進化しています。一発の飛びも非常に満足できるものですし、曲がりません。我々一般アマチュアは、コースに出るといつものスイングが出来なかったり、スタンスの向きがおかしくなったりして、練習場のようには打つことが出来ません。そんなコース上で、とにかく信頼できる飛ぶドライバーです。
<G410 PLUS ドライバーの重心データ>
ヘッドの重さ:200.5g(やや重い)
重心距離:45.2mm(非常に長い)
重心深度:45.4mm(非常に深い)
フェースの高さ:54.6mm(ややシャロー)
スイートスポットの高さ:38.6mm(高い)
低重心率:70.7%(高重心)
ヘッド左右MI:5416gcm2(非常に大きい)
ネック軸回りMI:9527gcm2(非常に大きい)
ヘッドが重たくて重心距離が長いと遠心力が働きやすく飛距離が出やすい傾向にあります。ただ、インパクトでヘッドが遅れ気味になりやすいというデメリットもあります。そこを非常に深い重心距離を取っていることでヘッドが返ってきやすくしています。ここまで深い重心深度のドライバーは他にありません。更に慣性モーメントが、これまた本当に大きくなっていますので、ミスヒットに極めて強いヘッドとなっているのです。アメリカツアーでドライビングディスタンストップ3(1位:バッバワトソン、2位:キャメロンチャンプ、3位:ルイ・ウーストハウゼン 3月1週目終了時点)がこのPINGのG410PLUSを使っていることでも、飛距離性能の高さが伺えます。
また、日本では比嘉真美子選手が2019年開幕戦ダイキンオーキッドレディスをこのドライバーで制し、第二戦目のヨコハマタイヤPRGRレディスでは鈴木愛選手も同じくこのドライバーで優勝しました。
<多様な弾道調整機能>
G410シリーズからより多様な弾道調整機能が付いています。まずは、ヘッドのお尻の辺りにある可変式ウエイト。スタンダード・ドロー・フェードのポジションから選ぶことが出来ます。

またヘッドとシャフトの付け根のスリーブが今作から変わり8つのポジションを設定できます。ロフト角を調整し弾道の高さやつかまり具合を調整できますし、ライ角も調整できつかまり具合を調整できます。これらの弾道調整機能をフル活用すれば、かなり細かくご自身のスイングに合ったドライバーに調整することが出来ます。

<主な使用プロ>
・バッバワトソン
・キャメロンチャンプ
・ルイウーストハウゼン
・トニーフィナウ
・比嘉真美子(ダイキンオーキッドレディス優勝)
・鈴木愛(ヨコハマタイヤPRGRレディス優勝)
より詳細なPING G410 ドライバーの詳細紹介はこちら
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第二位:テーラーメイドM5ドライバー

<最も速いボールスピードで飛ばす!>
今回M6と共に、一旦反発係数を超えるヘッドを作りそこからルール上限内に抑えるという製法を取ったことで、販売されるすべてのヘッドが文字通り反発係数ギリギリのものだということで話題となりました。すでに購入して使っているユーザーからも確かに初速が速くて飛ぶようになったという声が続々と届いています。実際に打っていると、M6よりもM5の方がボールスピードは速いです。これはプロやゴルフ評論家たち多くの方も仰っています。重心位置やヘッドの形状など色んな要素があるでしょうが、M6よりもM5の方が飛びます。そして、新しいTトラックシステムを使うことで、ボールの飛び方が変わるのも楽しいですね。打感も私はM5の方が好きです。柔らかさがあります。
世界のトップ選手たちが使用していることも話題になっています。2019年シーズンは、第5のメジャーと言われるプレーヤーズ選手権でローリーマキロイが優勝しました。
<M5ドライバーの重心データ>
ヘッドの重さ:201.9g(重い)
重心距離:42.3mm(非常に長い)
重心深度:37.3mm(標準)
フェースの高さ:54.5mm(ややシャロー)
スイートスポットの高さ:34.3mm(やや低い)
低重心率:62.9%(標準)
ヘッド左右MI:4387gcm2(標準)
ネック軸回りMI:7492gcm2(大きい)
重いヘッドと非常に長い重心距離ながら重心深度は標準的。この数字だけを見るとつかまらないし、上がらないヘッドなのかなと思ったのですが、意外とつかまるし、球も上がるんですよね。もちろんある程度球を捕まえる技術は必要なのですが、非常にボール初速が速く、力強い球を打つことが出来ます。本当に良いドライバーだなという感じです。
<主な使用プロ>
・タイガーウッズ
・ローリーマキロイ(プレーヤーズ選手権優勝)
・ジョンラーム
・ダスティンジョンソン
・宮里優作
より詳細なM5ドライバーの紹介記事はこちら

第三位:コブラ KING F9 SPEEDBACK ドライバー

重心が低くて、深いコブラのツアーモデルドライバー。今回は、コブラ史上最高の飛距離とスピードだということですが、本当に良いドライバーに仕上がっています。スピン量がかなり少ないので、大きめのロフトを選ぶかカチャカチャで少し寝かせると非常に良いように思います。見た目の格好いい!日本での発売モデルは黄色ですがアメリカでは白もあります。私は白の方が格好いいと思いますがどうでしょう??USモデルの白はこれ↓↓

<主な使用プロ>
・リッキーファウラー

第四位:キャロウェイEPIC FLASH SubZero ドライバー

低スピンで力強い弾道の球を打つことが出来ます。叩きに行っても左に行かないのですが、右へ滑るような球も出にくくなっています。ヘッドスピードが速い方やスピンが多い方は、非常に飛距離が出るようになるドライバーなのではないでしょうか。EPIC FLASHのレギュラーモデル(数量限定)は松山英樹選手が使ったりしていますが、SubZeroより少しスピンが多く入ってつかまりもいいです。それよりも更にスピンが入って、つかまりがいいのがEPIC FLASH STARですね。それぞれ特徴が出ているヘッドで、ご自身の求めるヘッドを選択することが出来ます。
<EPIC FLASH SubZeroの重心データ>
ヘッドの重さ:202.3g(重い)
重心距離:37.8mm(標準)
重心深度:37.0mm(標準)
フェースの高さ:56.2mm(標準)
スイートスポットの高さ:35.5mm(標準)
低重心率:63.2%(標準)
ヘッド左右MI:4633gcm2(大きい)
ネック軸回りMI:6935gcm2(標準)
<主な使用プロ>
・石川遼
・河本結(アクサレディス優勝)
・成田美寿々(ヤマハレディス優勝)
・テレサルー
・三浦桃香
・穴井詩

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つかまりやすく飛ぶドライバーランキング 2019

次にご紹介するランキングは、アベレージゴルファーでも球がつかまりやすくやさしいモデルで飛ぶドライバーをご紹介します。球を捕まえるのが苦手なプレーヤーがつかまりにくいドライバーを使うとエネルギーがボールに伝わりにくく飛距離をロスしますしスライスの弱弱しい球が出てしまいます。また、球が上がりにくい方が重心が浅くスピンがかかりにくいドライバーを使うと、ドロップして球が上がらず飛距離をロスしてしまいます。

第一位:テーラーメイドM6 D-TYPE(日本未発売モデル)

<やさしくつかまる方のM6>
M6ドライバーは、M4と比較すると球がつかまりやすく扱いやすいと言われていますが、そのM6を更につかまりやすくしているのがD-TYPEです。DはドローのDです。フェースの向きがM6はやや開いているのですが、D-TYPEはストレートからやや左を向いています。そして重心距離も少し短くなっておりヘッドが返りやすくなっています。そして注目なのが、重心深度が少し浅いくなっています。これによってちょっとボール初速が速くなって球が力強くなっています。正直、ノーマルのM6よりもD-TYPEの方が飛ぶ??
日本未発売モデルですので、USモデルを購入することになりますが、シャフトは普段使っているものよりも一つ柔らかいフレックスを選ぶようにしてください。
その他M6の詳細紹介はこちら

第二位:キャロウェイEPIC FLASH STAR ドライバー

EPIC FLASH シリーズで、最もつかまりやすくやさしいモデルです。AIが導き出したフェースデザインが非常に広いスイートエリアを実現し、高い反発性能を実現しました。
<EPIC FLASH STAR 重心データ>
ヘッドの重さ:194.8g(やや軽い)
重心距離:40.9mm(長い)
重心深度:39.1mm(深い)
フェースの高さ:56.6mm(標準)
スイートスポットの高さ:35.6mm(標準)
低重心率:62.9%(標準)
ヘッド左右MI:4623gcm2(大きい)
ネック軸回りMI:7459gcm2(標準)
少し軽いヘッドでそれほどヘッドスピードが速くない方でも、気持ちよく振り抜けます。重心距離が長くて深い今流行の重心位置ですが、球がつかまりやすいウエイト設計になっています。また、ヘッド後方のウエイトを移動させることでつかまり具合を変えることもできます。

第三位:PING G410 SFT ドライバー

PING G410 シリーズのつかまりが良いモデル。G410 PLUSでウエイトをドローポジションにするよりも更につかまりがいいです。かなりつかまりが良いヘッド。Mグローレやゼクシオ辺りがライバルになりそうなつかまりの良いヘッドです。
<G410SFTの重心データ>
ヘッドの重さ:198.5g(やや重い)
重心距離:42.4mm(非常に長い)
重心深度:43.0mm(非常に深い)
フェースの高さ:54.2mm(ややシャロー)
スイートスポットの高さ:38.9mm(高い)
低重心率:71.8%(高重心)
ヘッド左右MI:4889gcm2(大きい)
ネック軸回りMI:8315gcm2(非常に大きい)

第四位:ブリヂストン ツアーB XD-3 ドライバー

本当はもっと上位で紹介したいくらいに素晴らしい完成度のドライバーです。重心距離が短く、重心深度が浅い、今のドライバーとは真逆のヘッド。ヘッドがコントロールしやすく振り遅れにくい。それでいてストレート性能も高くなっています。
<ツアーB XD-3の重心データ>
ヘッドの重さ:193.5g(軽い)
重心距離:33.3mm(非常に短い)
重心深度:34.3mm(浅い)
フェースの高さ:55.0mm(標準)
SSの高さ:34.2mm(やや低い)
低重心率:62.2%(標準)
ヘッド左右MI:4216gcm2(標準)
ネック軸回りMI:6040gcm2(小さい)
より詳細なXD-3ドライバーの紹介記事はこちら

第五位:テーラーメイドMグローレドライバー

女子プロやシニアプロから圧倒的な支持を集めてきたグローレの最新モデル。飛んで曲がらないグローレにTWISTFACEが搭載され更に飛んで曲がらないドライバーに進化しています。
<Mグローレの重心データ>
ヘッドの重さ:196.2g(標準)
重心距離:43.5mm(非常に長い)
重心深度:41.0mm(深い)
フェースの高さ:54.7mm(ややシャロー)
スイートスポットの高さ:(36.1mm)
低重心率:66.0%(高重心)
ヘッド左右慣性モーメント:4557gcm2(大きい)
ネック軸回り慣性モーメント:8273gcm2(非常に大きい)
重心距離が非常に長く飛距離性能が高いことがデータからもわかります。重心距離が長いとつかまりにくさを心配されるかもしれませんがライ角が非常にアップライトになっていてつかまりやすくなっています。
ヘッドスピードは40m/s以下の方でも気持ちよく飛ばすことが出来ます。純正シャフトのSで試打をしてみたのですが、45m/sで打つとつかまり過ぎてしまいますし、スピンも多くなりすぎます。40m/sくらいで打った時にちょうど良いつかまりで220ヤードくらいの飛距離を記録していました。ヘッドスピードが速い方は、カスタムシャフトを使うことをお勧めします。
より詳細なMグローレドライバーの紹介記事はこちら

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ヘッドスピード40m/s以下でも飛ぶドライバー

ヘッドスピードがそれほど速くなくても飛ばすことが出来るドライバーをご紹介します。ヘッドスピードが40m/s以下でも球が上がって適正なスピンが効いてくれ、つかまってくれるドライバーです。
第一位:テーラーメイドMグローレドライバー

ライ角が非常にアップライトになっていて、自然とつかまる形状になっています。TWIST FACEが搭載され、打点がばらつくプレーヤーでも曲がり幅を最小限に抑えてくれます。シャフトも球が上がりやすく適度にスピンが入りやすくなっていますので、球がドロップすることなく、伸びのある気持ちよい弾道を実現してくれます。
より詳細なMグローレドライバーの紹介記事はこちら

第二位:PRGR RS-E ドライバー

ルールギリギリで飛ばすことが出来るPRGRのRSシリーズ。どうしても難しいというイメージをお持ちのアマチュアプレーヤーも多かったと思いますが、思い切ったやさしいRSが登場しました。これまでのRSシリーズ、特にRS-Fは飛距離性能に優れる反面アマチュアではつかまりにくい部類に入るドライバーでした。そこでギリギリ性能はそのままに圧倒的につかまるウエイト設計にしてきました。やさしくつかまってやさしく飛ばすことが出来るPRGR RS-Eドライバーです。

第三位:フォーティーンCT518ドライバー

長尺にタイミングがある方や長尺になることでヘッドスピードを出すことが出来る方は非常に飛びます。
ヘッドもスピン量が少なく、とても良いヘッドです。

高反発(ルール非適合)飛ぶドライバー

第一位:HAYABUSAドライバー

飛んで曲がらない。ルール非適合ですが、私がこれまで出会ったドライバーの中で最高です。ルールを無視すれば、これだけ飛距離が出て、しかも曲がらないんだなと再確認しました。
詳細なHAYABUSAドライバーの紹介記事はこちら

第二位:PRGR SUPER egg ドライバー

大手メーカーが作るルール非適合の高反発ドライバー。COR0.86という驚異的な反発力を武器にぶっ飛ばしてくれます。
詳細なSUPER eggドライバーの紹介記事はこちら